浮気列伝

浮気列伝 二の巻 影響されやすい男 後編

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前回のあらすじ
ともみさん(28歳・大阪在住)には結婚2年の夫、翔太がおり、真面目な性格の男性です。
翔太の微妙な変化を感じ取り、ともみさんは探ってみたところ浮気をしている可能性が高いと踏んでいます。
どのようにしてともみさんは翔太の浮気をやめさせるのでしょうか。

ともみさんの焦り

ともみさんは焦っていた。
早く手を打たないと、翔太のように恋愛経験の少ないタイプはどこまでハマってしまうかわからない。
まだ今の内なら、自分への気持ちがなくなったわけではないだろう。
ということで、ともみさんは強硬策に出ることにした。

翔太を悩ませる作戦

ともみさんは、1日家を開ける作戦に出た。
といっても、車で30分ほどの距離に住む実家に帰っただけなのだが。
翔太から午後7時頃から着信が残っていたがともみさんは電話に出ない。
午後22時頃”今日は実家に泊まるから心配しないで”とだけメールした。
翔太から「どうしたの?何かあった?」とメールが来ていたがメールは返さない。
そして、翌朝ともみさんは家に帰った。

混乱する翔太

朝ともみさんが家に帰ると、翔太は起きていた。
そして、翔太が「どうしてん?」と聞いた。
「あんたが最近おかしかったから一人で色々考えたかった」
「俺?おかしい?」
「自分では気づかんやろうけど、あんた他に気になってる人いるんと違う?」
「え、いや。」
「ごまかさんといてや。あんたのことなんてわかるんやから。浮気しているやろ。」
「浮気・・・はしてない。でも。」
「でも、なんやねん。」
「ちょっと気になるっていう人がおった。」
「それで?これからどうすんねん。」
「もしかしたら、お前が気づいてるんかなと思って昨日考えてた。ほんでなんて馬鹿なんやろうって反省してた。ごめん。」
「なにに謝ってんの?これからどうするか聞いてんねん。あんた次第では私は出て行くから。」
「いや、もうふらついたことは考えないようにします。出て行かないでください。」
ともみさんは、ふっと息を吐きこういった。
「次、ふらふらしたら許さんで。」

夫婦関係を見直し

ともみさんは反省していた。
翔太をふらふらさせてしまったのは、自分にも責任があったかもしれないと。
結婚してからというもの、セックスはめっきり減っていたし、デートらしいデートもしていない。
本来、こういうのは男の役割だと思うけど・・・と苦笑いしながらともみさんは翔太との向き合い方を考え直すことにした。
そして、二人でじっくり話し合い、再びやり直すことになった。
ともみさんと翔太の長い結婚生活はやっと始まったところなのかもしれない。

列伝先生からのコメント

浮気対応度 80点

ともみさんは旦那の性格をよく理解しておるな。翔太以外の男性だと効き目がなかったかもしれんが、一晩翔太に自分自身と向き合わせるというのが功を奏したようじゃ。何も言わず、相手にしっかり考えさせるというのは、他の浮気に悩む人も参考にすると良いじゃろう。

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